良くも悪くも

今まで沢山の方々と、指圧やリーディングを通してお話させていただいて、

みんな幸せになりたいだけなのにな~って、よく思います。

 

幸せをつかむのって、そんなの難しいことだったっけ?って思うこともあります。

 

ときどきね、「私なんてOOさんに比べたら、まだまだで幸せだなって感謝しなくちゃ」って言う言葉も聞きます。

これはね、OOさんはすごく大変だから、私の大変さなんて大したことなくって、文句を言っていてはいけない。頑張らなくっちゃと、

とてもポジティブで謙虚に満ちた言葉です。

そして、その言葉を発する方って、本当に思いやりがあって、すごく謙虚な方々が多いんです。

もう、天使みたいに優しかったりするの。

 

だけど、ここであえてストップ!

 

自分の幸せは、自分で感じよう!

誰かと比較して噛み締める幸せはやめようではないか!

 

なぜってね、生きている限り、上にはどこまでも上が、下にはどこまでも下があるのです。

 

今の自分より、生活面で大変な人、健康面で大変な人、恋愛で大変な人、人間関係で大変な人、仕事で大変な人・・・・

いますよね。

そういう大変な思いをされているかたがたを見ると、「自分なんてたいしたい事ない。文句を言っていては罰が当たる。」

思いますよね。

今、ヨーロッパに住んでいるからか、難民の方々の問題も切実で、「そんな国の方の苦労に比べたら、私の苦労なんて」とか

本当に思います。

 

そうなんだけれど、幸せをそういう形で感じ始めると、

 

これまた反対に、今の自分より、リッチな人、元気な人、ラブラブな人、信頼を得ている人、仕事で成功している人も

沢山いるわけです。そういう方々を目のあたりにしたときに、

 

「私なんて、たいしたことがない。ダメなんだ・・・。どうして私ばかり苦労しているんだろう・・・。」

となってしまったりしちゃうのです。

 

謙虚で優しい天使が、なんかひがみの強いひねくれものにはやがわり。

 

だからね、良くも悪くも、「他人と比べて自分の幸せをはからない。」

そのために、あえてOOさんの苦労より自分の苦労はたいしたことがないから、我慢しようとか、そんな大変な人に比べたら、私なんて

幸せなんだからとか思わないようにしたほうが良いんじゃないかなって思います。

癖って以外と抜けないもので、一度そういう考え方が染み付いてしまうと、逆の状況に立ったときでさえ、同じ考え方が出てきがちです。

 

自分の幸せはね、人とは比べられるものではないのよね。

幸せとはね、考えるものじゃなくって、自分で感じるものだと思うのです。