玉手箱の国、日本

実家の近くのスーパーで、ハワイのマウナロア、マカデミアナッツの大きい袋を

見かけました。税抜き3000円。高~い。

ハワイのスーパーでは9ドルちょっとで購入できたので約3倍。

 

そこの横にはスイスのリンドのチョコレート。1500円くらい。

うわ~、スイスと変わらない・・・。なんか微妙にショック。

 

日本は本当に何でも手に入る。スイスからのお土産は本当に一苦労です。

 

100円ショップは娘の大のお気に入り。レートのおかげでスイスから来た私たちに

取ったら100円が100円以下に感じます。

はいはい、好きなだけ買ってくださいといいたくなる。

 

靴のサイズが22.5cmの私には日本で靴を買うほうがうんと楽。

スイスでこのサイズを買うとなると、子供サイズになってしまう。

まさか、この年でバービーがついた靴を履くのもおかしいし(苦笑)。

 

スーパーに行くとお惣菜が沢山並んでいます。どれもこれもおいしそうだし、自分で作るよりおいしくきれいなんじゃないかな?

なんて感じで、買って食卓に出しても罪悪感まったくなし。それどころかまた試したくなっちゃう。

スイスでお惣菜なんてそんなに売っていないし、おいしそうでもきれいでもないからなかなか食卓に出す勇気なし・・・。

 

レストランも安いものから高級なものまで、何でも選ぶことが出来ます。

 

食べるものに限らず、とにかくなんでも種類が多い。

選択肢が豊富な日本。

 

一度近くのデパートに行ったとき、フロアの半分が、「夏休みのコーナー」になっていて、

いろんな工作や実験が出来るコーナーが設けられていました。

デパートでそんな場が設けられているなんて、なんて親切なの~??

 

外国には日本のアニメファンが多く、それで日本が好きになるというパターンも多いですが、

娘もその一人。

とにかくアニメが大好き。

そんな娘にとって日本はパラダイス。

アイスティーのパック、CM、町中の看板、いろんなところでアニメと遭遇。

銀行ではペッパー君にまでお出迎えしてもらい、国自体がエンターテイメント的になっている。

全く違うが、国中(特に東京)がラスベガス。なんか日本は別世界に感じてしまう。

お店ごとに音楽が流れていて、駅でも電車の出発時に音楽が流れる。

スーパーに行けば、今日のお買い得商品などが音楽とともに放送される。

これをエンターテイメントと呼ばずして、何を言う!

とにかく情報にあふれている。どこでもこちらを楽しませてくれる。飽きることが全くありません。

 

今はお寺めぐりとかがはやっているとテレビがいっていました。

たまに行く日本。エンターテイメントだ!なんて楽しんでいるけれど、これが毎日だと、

どこかで常に降り注ぐ情報から切り離され、頭も体も休めたくなる。それでお寺めぐりなどが流行るのかな~?

何かが流行るというのも、とても日本らしい。

 

自然だって、ものすごくきれいで豊富だしね。山あり、海あり、川あり。

帰国のたびに、道が変わっていたり、お店が変わっていたり。

街自体が常に成長し続ける。

日本は何でも手に入る、便利で魔法の玉手箱のような国。外からみるとそう見えるのです。