最後の言葉

こんにちは。

 

今日も3H-Happiness, Heal and Hopeのページを訪れてくださってありがとうございます。

 

 

昨日は、違う州からスイス人のお友達が遊びに来てくれたので、カフェに行ってきました。

 

彼女と会うと、まぁ大体話すことはいつも同じようなことなのですが、毎回お互いに

いろんなインスピレーションを受ける相手です。

 

昨日の彼女との会話で、私が一番心に残ったこと。

ちょっと皆さんとシェアーしたいと思います。

 

彼女のお母様、今年の初めに旅立たれました。

 

とても素敵なお母さまだったけれど、お友達のお姉さんにはきつく当たってしまうことも度々あったんだそうです。

 

そしてなくなる少し前。

「私があなたに何かをしたり、何かを言って、あなたを傷つけてしまったことがあるかもしれない。でも、私はもうすぐあちらに旅立つ。私は、あちらについてしまったら、自分の苦しかったことも、そして誰かを傷つけたことも忘れてしまう。だから、あなたも私があなたにしてしまった行動や投げつけてしまった言葉をずっと抱え続けて、苦しむ必要はない。」

 

お母様は最後まで娘に対して謝ることはしませんでした。

私たちにはその二人の間にどんな葛藤があったかは計り知れないけれど、

お母様はそれを最後に娘に伝えました。

 

 

 

後日、友達はミディアムの方に、旅立たれたお母様について聞きました。

 

私もよく聞かれるご質問ですが、

 

「母はあちらで幸せにしているか。」

「向こうでは家族に会えたのか(すでに旦那様と二人のお子さんをなくしています)」

 

お母様は向こうで幸せだということと、

家族には会っている。でも友達が思っている家族ではないということ。を伝えられたそうです。

 

あちらに旅立ってしまえば、この地球で最後に一緒だった家族が家族だったという概念ではなく、今まで生まれ変わるたびに出会ったその時代での家族、地球とは違うところであった家族、そのすべてが家族であり、最後に会った家族だけを家族ととらえることはなくなるそうです。

なので、もちろん最後に一緒だった旦那様、先に旅立ってしまった二人の子供にも会えたけれど、

その4人で「わーい。また再会できたねー」と喜び合うというより、

大家族の中に帰っていく。戻っていくというイメージなんですって。

 

 

お友達のお母様は生きることをあきらめていたわけではないけれど、あちらに旅立つことは予感されていたし、最後に「いくつになってもいろんなことを学ぶのね。私は向こうに戻ったらどういうことが起こるか、今学んでいるところ。」とおっしゃっていたそうなので、かなり準備ができていらしたのでしょうね。

それゆえ、違和感なく、あちらの歴代家族の中にもすんなり入って行かれたのかもしれないのかなと思う感じもします。

 

 

私たちは、生活している中で、誰かを傷つけてしまったり、傷ついてしまったりするけれど、その人も私自身も、地球を後にしたらそのことは経験や体験としては残っても、感情としては残らないのかもしれません。

 

だったら、その傷ついた感情を抱き続けるより、

その人達と自分が、この人生で一緒になれたことをいつくしむほうがいいのかなとあらためて思った一日でした。

 

皆さんは、このお母様が残された言葉、どのように思われましたか?

 

ブログは毎週火曜日、金曜日と毎月1日にお届けします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も最後までお付き合いありがとうございました。