冷静さを見失いそうな会話の時に確かめること

こんにちは。

 

今日も3H-Happiness, Heal and Hopeのページを訪れてくださってありがとうございます。

 

皆さん、誰かと話していて、「こんなことを言うはずではなかったのに…」といった経験をされたことありますか?

なぜか、その時だけ冷静さが欠け、普段だったら絶対言わないのにというような言葉を言ってしまったり、あれはオーバーリアクションだったなというような、感情を爆発させてしまうような返事をしてしまったり…。

 

なるべくそのような事はないようにと心がけているつもりの私でも、やっぱり相手や場合によってどうしても止められない時があったりするわけなのです(汗)。

 

そこで今日は、

「冷静さを見失いそうな会話の時に確かめること」というタイトルでブログを書いてみたいと思います。

 

その状況のことをちょっと思い出してみてください。

どちらかというと、相手が感情的に話していたりしませんか?

相手の方が、やたらに怒っているような心理状態でこちらを責めて来たり

こちらの話に耳を傾けることなく、ずらずら文句を並べたり、

極端な場合、泣きわめいたり、怒鳴り散らしたり。

ちょっと手を付けられない状況とでも言いましょうか。

(冷静を装っているけれど、中はガンガン怒っているという場合もありです)

 

そんな時、相手が全く知らない人とか付き合いがまだ浅い人ならば、放っておくってこともできるのでしょうが

家族の中にいたり、友達グループの中にいたりしたときには、ちょっと厄介ですね。

 

なぜだぁぁ、そんなこと言っていないのにぃぃ。

話が全くかみ合わない

それどころか、我慢して聞いているものそろそろ限界。

そうしてこちらも「うわー」と吠えてしまうのですね(汗)。

 

「ああああ、こんなことが言いたかったのではなかったのに…」という状態で閉幕。

両者ボロボロになって疲れ果て、そして傷つき。

だれ一人、気が楽にならないWinxWinの逆状態。

 

「落ち着いて」と相手に言ったところで、それを聞き入れられる状態に相手がいるならば、こんなことにはなっていない。

 

自分が冷静でいられたら大丈夫ってわかっていたって、それにも限度というものがありそれができないから、こういうことが起こってる。

 

ですよねぇ。

 

こういう状況、乗り越えるのはなかなか大変です。

でも全く乗り越えられないわけでもない。

相手が変わる、相手を変えるが大切なのではなく、

自分が変わればなんとかなるとか必死になるというより、

 

「その自分の中で湧き上がる怒りの感情。それって私のもの?それとも相手のもの?」と確認してみてください。

 

例えば、ドラマを見て、上司にいじめられる主人公を見て一緒に悔しい気持ちになったり、

病に倒れる花嫁の映画などを見て、その主人公と一緒に涙を流してみたり

 

そういう経験はされたことがあるでしょ?

 

私たちには他人に共感する力が備わっています。

 

それが時に相手との境界線をあいまいにし、他人の心の痛みまで自分のことのように感じてしまうことがあります。

 

それと同じで、相手の怒りもまるで自分のことのように感じてしまう。

怒りの対象を感じるというより、怒りそのものを感じて自分が怒っているように思えてしまうのですね。

 

相手が感情をぶつけてきて話の突破口が見えない時、

そしてそれに過剰反応してしまいそうな自分がいる時。

ちょっとだけ確認してみてください。

 

その怒り、本当にあなたのもの?

それとも、相手の怒りの感情を自分の怒りの感情と間違えていない?

 

だけれども、これってもうそういう状況の時に確認しようと思っても、なかなかできないのですよ。

 

そこで、普段から「これは自分の感情か。他人の感情か。」と確認する訓練をしておくことをお勧めします。

 

「こんなことを言うはずじゃなかった」とか、こんな態度をとるべきじゃないってわかっていたのにという人は、必ずしも自分がコントロールできない人というわけではなく、ほかの人との感情との境界線が薄い人だったりもします。

 

映画を観ていても、ほかの人が泣いていないような場面ですでに涙もろいとか、

子供が誘拐されたなんてニュースを見たら、心配で心配でいてもたってもいられない

なんてことがあるようならば、人との感情の境界線がちょっと薄いのかもしれません。

 

そういう方は、普段から、「これは私の悲しみ(感情)なのかな?それともほかの人の悲しみを自分の悲しみと思っているのかな?」

「これは僕の怒り(感情)かな?僕は本当にその出来事に対して怒っているのかな?」と、立ち止まってみてください。

 

そして、もしそこで、

「私、別にこの出来事、直接かかわったわけじゃないし、怒る必要ないよね。私の怒りじゃなかった。」と思ったら、ようやくそこで、自分とその感情を切り分けて考えてみてください。

 

これって、きっと一日二日でできるような簡単なことではないと思います。

 

でも、これで、「あああ、あんなことを言うつもりなかったのよ。」という後悔と、

相手を傷つけ、自分も傷つくという関係から一歩離れてみることができるのならば、

してみる価値はあるかと思います。

 

一緒に、がんばろうね!

 

ブログは毎週火曜日、金曜日と毎月1日にお届けします。

 

 

 

 

 

 今日も最後までお付き合いありがとうございました。