正義をかざすより、好きをかざせ!

スイスに住んでいる皆さん、夏が到来ですね。

暑くなりましたね。

天気予報を見ていたら、ドイツの明日の気温は40度。

ここは限りなくドイツに近いので、上の階に住んでいるおばあちゃまと話していたら

「大丈夫よ。ここはスイスよ。38度までよ。2度も低いんだから」って茶目っ気たっぷりウインク付きでおっしゃっていました。

くれぐれも、体調にはお気を付けくださいね。

 

もちろん、スイス以外に住んでいらっしゃる皆様も!

 

日も3H-Happiness, Heal and Hopeのページを訪れてくださってありがとうございます。

 

今日は、「正義をかざすより、好きをかざせ!」というテーマでお話ししようかな。

 

嘘をついてはいけません。

ものを拾ったら交番に届けなくてはいけません。

他人には優しくしなくてはいけません。

挨拶はしなくてはいけません。

無駄遣いをしてはいけません。

身だしなみを整えなくてはいけません。

 

皆さんはご自分の中に、いくつの「正しいこと」がありますか?

 

これは人として当たり前。

これは社会人として当たり前。

これは男性・女性として当たり前。

これは日本人として当たり前。

これは父親・母親としては当たり前。

 

そんな当たり前、ご自分の中にどのくらいありますか?

 

この、正しいこと、当たり前のことがないと、いろいろ社会で生活していく上では不便が生じます。

なので、社会では正しいことの基準があることは必要なことだと思います。

 

ですが、個人的なつながり、個人的な問題では、自分の正しい、自分の当たり前に、固執して話を進めないほうが問題が起こりにくいように思います。

 

なぜなら

 

1.私の正しいが、ほかの人の正しいとは限らない。ということは、あなたの正しいが私の正しいとは同じではないこともある。

2.人はなぜか、正義のことになるとやたらとムキになる。

3.時に、正義(正しさ)を振りかざし、相手をやり込めようとしてしまう。

4.そんな正義と正義がぶつかったら、どちらにとっても正義なので終わりが見えず、傷つけあってしまうことがある。

 

 

ところが、私たちは「好き、嫌い」に対してはかなり寛大です。

 

例えば、「私、辛いものが苦手なのです。全然食べられないの。」と言っても、

「Nozomiちゃん、タイ料理食べられないじゃない。かわいそうー」と言われたり、

タイ料理を食べに行くときにはNozomiちゃんは誘わない。という風にあきらめてもらうことはあっても、

「辛いものが食べられないなんて、私が好きなのにおかしすぎる。世界中のみんながタイ料理を好きなのに、Nozomiちゃんは嫌いなんて言う理由で食べないなんでおかしすぎる。」とタイカレーを食べ終わるまで帰らせないとか、延々とタイ料理のすばらしさを語られるということも、日本食の代わりにタイ料理ばかり与えられるということもありません。

 

逆に、「入院中は何も考えない推理小説を読むのが好きなの」と好きなものを言っても

「私、推理小説なんて読まないから。もっとためになるHowTo本を読まないでどうするんですか」と怒られることもありませんでした。

 

「Nozomiちゃんはそういう本が入院中は好きなのね。

私は推理小説は読まないのよ。」と、Nozomiの好きなものはそれ、自分の好きなものはまた別のもの。共感こそできなくても、それで平和に会話が終わるのです。

 

人は、みんな好きなもの嫌いなものが同じではなくても、それは許せるのですよね。

同じだったらなんかうれしくなっちゃうというおまけつき。

しかし、なんでそんなものが好きなの?よくわからないと思っても、それはそれでOK 的な。

 

何か自分の正義感で話したくなった時は、そこに好きがあるか、その言葉を好きに変えられるか考えてみるとちょっと自分も楽になるんじゃないかなぁ。

 

他人にも優しくできる人柄が好き。

挨拶をしてくれる人が好き。そして自分も挨拶をするのが好き。

無駄遣いをしない生活が好き。人が好き。

みたいに。

 

正義感が強い人は、リーダー向きの人だと思います。

リーダーがあまりゆらゆらしていたら、ついて行かれませんものね。

でも、あまりにも正義感が強い人は、怒りの沸点が低めの人が多いようにも見受けられます。

それだとご本人も周りもちょっときつい。

 

なので、そんな方は正義の剣ではなく好きの剣を振りかざせ!でございます。

 

 

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