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親子の問題 2

親子の問題は90%親に問題があると書いたけれど

あなたがもう大人になったのなら

いつまでも親のせいにしてはいけない

 

あなたを傷つけようとしていたわけじゃない

親はあなたを愛していたとやっぱり思う

たとえうまく伝わらなかったとしても

 

親の子供時代を子供は知らない

もし今許せなくても責め続けるのは違うと思う

あなたは自分で乗り越えて良いんだよ

 

親があなたを愛していたことは

まぎれもない事実だと思う

 

 

 

 

親御さんからのご相談も多いですが、

お子さんの立場の方たちのご相談も多いです。

 

少なくともご相談に来てくださる方たちは、

本当にお互いがお互いを思っている。

そして、本当にお互いが愛しているということ。

そこだけに目を向けると

「なんでこんなにこじれてしまうのだろう…。」と思うことばかり。

 

でもね、自分のことに置き換えても

親子って難しいですよね。

親子の問題がある人にとって

「親が世界で一番私をわかってくれる」とかいうのを聞くと、

目が点でもあり、うらやましくもあり、ありえないという感じですよね。

 

親がどんなに愛情をもって、子供がかわいいと思って大切に育ててくれていても

過剰だったり、無反応だったり、親が自分のことで手一杯だったり、

親の価値観の押し付けだったり、守ろうとしてすべてを否定してしまったり。

それであなた(子供)が傷ついて、苦しんで、もがいたことは事実なんですよね。

 

その解放のために、親にぶつかることは必要なことかもしれません。

傷つけあうためではなく、それでも衝突することは必然なのかと思います。

 

だけど、だけど、それをずっと言い続けるのはよろしくないかな。

 

あなたは親が育った環境を知らない。

どうして親がそういう考えになったか、行動になったか見ることはできない。

親も苦しい思いをしていたりします。

 

あなたがまだ小さな子供なら、親が圧倒的に変わるべきです。

でも、あなたが大人ならば、残念ながらもう小さな子供に戻ることはできません。

そして、自分で解決すべく、力も知恵も環境もそろってきているはずです。

 

何より、そんな苦しい環境に自分をあえて自分を置いておく必要はないですよね。

相手を責めるって、ものすごく時間も体力も気力もいりますよ。

 

そして、なぜかそういう方々って、

友達に恵まれていたり、

同僚に恵まれていたり、

上司に恵まれていたり、

先生に恵まれていたり、

パートナーに恵まれていたり。

あなたが望む愛情を分けてくれる人に恵まれていたりします。

 

そして、あなたが望む親子の形ではなかったかもしれないけれど、

それでも親があなたを愛してくれていることは、まぎれもない事実です。