みんな繋がっている

水曜日午前中はトレーナーさんと　トレーニングをする。
トレーナーさんと一緒のトレーニングの後は、ひとりで自転車漕ぎをする。
その間、壁に掛かっているスクリーンにはスポーツ関係の動画やテレビが映っている。
イヤフォンを耳にセットし音楽をかけながら、いつもそのスクリーンをぼーっとみながら
自転車を漕ぐ。
それが私の水曜日午前中のルーティーン。

いつもの様にイヤフォンをセットし、ぼーっとスクリーンを見ていたの。
そうしたら、コマーシャルか何かが流れてきた。
内容は全く覚えていないけれど、お財布と男性の手元が映し出された。
それが、何故だか義父と重なり、涙が溢れそうになった。
何故か突然、お義父さんがお財布から小銭を出すシーンと重なった。
他にもたくさん思い出あるはずなのに、どうしてもそのシーンがお義父さんに
結びついてしまって突然悲しくなってしまった。

この間、義実家に行った時、家にはお義父さんを感じなかった。
だけど、町中散歩中のお義父さんの面影を見た。
そんな時でさえ、微笑ましいと思ったのに、お財布とお財布を開ける人の手をみて
悲しくなるなんて人とはとても不思議な生物だと、自分のことを客観的に見ている
私もそこにはいた。

夜に義母と義兄と旦那さんで、お葬式の段取りを電話で話している。
その間、今回はお義父さんを感じたり感じなかったりした。
参加するわけでも、何かいう訳でもないので、私の思い過ごしかと思った。
午前中、お義父さんを思い出したので、ちょっとセンチメンタルになっているのかも
しれないなどと自分を分析してみた。



日常で、突然涙が出そうになることってない？
それって、自分が携わったことがある何かにふと触れたときなのではなかろうか。

意識的に普段考えることもない些細なことだけれど、
もしかしたら、今あなたという生を受けてからのことではなく、
もっともっと昔のことかも知れない。
ひょっとすると、自分が体験したのではなく、ただ自分のDNAの中に組み込まれている
何かなのかも知れない。
それでも、自分が携わったなにかということになるのかな。

そんなふうに思う。
リーディングをしていると、特にそんなふうに感じるのです。

私たちは、どこかでつながっている。
私たちは、みんなどこかでつながっている。