スイスの夏

遅ればせながら 暑中お見舞い申し上げます。

日本にいらっしゃるみなさんからいただくメールには必ず「暑い☀️💦」という言葉が書かれています。実家の両親とのやりとりにも「熱中症」とか「暑すぎで何もする気が起きない」とか。
親戚のほとんどは北海道に住んでいるのですが、「OOおばちゃんも大変って言ってるよ。」とのこと。
スイス🇨🇭ってそんなに暑いイメージがないからか、「日本と違ってスイスはいいですねー」と言っていただけるのですが、今年はスイスも暑いんです😵
今までは娘の長期休暇に合わせて夏に帰国することが多かったのですが、なんか私がスイスにいる夏って近頃いつも暑いような…。確実に私が来た(約)20年前とはスイスの気候も変わっています。
西側にバルコニーがあるうちのFlat。
バルコニーにある温度計が40度越えになることも度々です。
そんなに暑くなるスイスの夏ですが、クーラーの普及はまだまだしていないので、ここまで暑くなると日本のように涼しい場所でホッと一息できる場所がありません。
ではどうやって乗り切るかというと
朝まだ早いうちに家中の窓を開き放ち、涼しい空気をできるだけ取り入れます。
そして、外の温度が家の中の温度より高くなる前に、今度はすべての窓を閉め、シャッターも降ろして出来るだけ家の中が温まらないようにします。だからなんか家の中が薄暗い。
スイスの夏は日が長く、22時くらいまで明るかったりするので、なかなか夜まで気温も下がりませんが、西日が下がって来た頃にまた窓を開け、風通しを良くして部屋の温度を下げるのです。
日本でクーラーがある生活が当たり前だったので、はじめはこの原始的な生活の知恵に良い様な、もどかしい様な気がしていましたが、今はこれが日課です。
気温は同じくらいなのに、日本の夏の方が暑苦しく感じるのはやはり湿気が原因かと思います。
スイスは日陰に入り風が吹くと「気持ちいい〜」って思いますもの。天然エアコンです。
時々クーラーが恋しくなったり、朝バタバタして窓を開け忘れた時とか本当にガッカリしちゃうけれど、そんな自然が近いスイスの夏、やっぱり気持ちがいいですよー。
ぜひぜひ一度足を運んでください。

 

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